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アカンツス・スピノスス

Acanthus spinosus

キツネノマゴ科アカンツス属

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アカンツス・スピノススはヨーロッパ南部、東南アジア原産と言われている常緑の多年草ですが、遠く離れた地域が原産地というのが解せません。
  
アカンツス・モリス(Acanthus molis)に比べると小型で、背丈は1mを越えることはありません。
葉はモリスに比べると小さいですが、モリス以上に深裂し、裂片の先には硬い棘があります。この特徴がスピノスス(棘の多いという意味)という種名になっています。
 
花の違いは無いようですが、花の下にある苞葉の棘がモリスより硬く、花を触ろうとすると指に刺さります。
また花の節間が詰まっていますので、結果的に花茎は短くなります。したがって背丈も低くなりますが、スピノススが小型だというのは、花茎が短いだけのようで、花や葉は大きく違いません。
10°ほどずれながら花がついていて、花茎を中心に螺旋状に咲いています。これもモリスと違うところです。
 
建築デザインのアカンサス模様というコリント様式の柱頭の飾りは、アカンサス・モリスではなく、このスピノススがモデルになっていると言われています。
どう違うのか不思議だったのですが、育ててみて比べると、花茎はやや短いぐらいですが、花序はもっと短く、密に付きます。それを見ると柱の上部の付属物の模様に似ています。
 
この株は、子苗で手に入れたのですが、植わっていた用土が水持ちのいい重い土だったので、夏に枯れてしまいました。休眠(夏眠)に入ったというべきかも知れません。
しかし秋に新芽が2本出てきました。すぐ水はけのいい用土に植え直し、それから2年、苗を購入してから3年目に咲きました。
 
 
 

 

 

 

一般名:アカンサス・スピノサス
ブログ初出 20010/6
春〜夏
花色:白・紫
 

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アカンツス・スピノスス(左)とアカンツス・モリス・アルブム(右)の葉の比較

アカンツス・スピノスス(左)と

アカンツス・モリス・アルブム(右)の比較

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