Acanthus

キツネノマゴ科アカンツス属

Acanthaceae

アカンツス（アカンサス）の仲間

アカンツス属は地中海沿岸の小アジアからヨーロッパ、北アフリカ、および熱帯アフリカ、熱帯アジアに約50種が知られています。
背丈の低いものは30cmほどですが、高いものは1.5ｍにもなり、多年草、または小低木です。
葉は根出葉だけで、光沢があり、羽状に深裂します。
上弁が退化し、３裂する花弁だけの唇形花は、白、ピンク、紫紅色をしており、穂状花序に付きます。

不思議な形をした花弁を包むように上下に２枚の萼があり、側面には鋭い棘のある細長い苞葉が花を支えています。

属名アカンツスは「棘」という意味のギリシャ語に由来します。葉や萼、特に花を支えている苞葉に鋭い棘があることからつけられたと言われています。