ビオラ・アドゥンカ
Viola adunca

NATIVE VIOLA
スミレ科スミレ属
VIOLAceae
スミレ(主に原種)
スミレ科は19属約900種があると言われていますがほとんどの科は熱帯に分布しています。その内の最大のスミレ属は世界中に最も広く分布し、多くが北半球の温帯で見られ、500〜600種が知られています。北半球以外にはハワイ、オーストラシア、チリー(アンデス山脈)などにも自生しています。スミレ属の進化分化の中心はアンデス山脈と言われ、ここには特異な特徴を持つスミレが知られています。
また北半球のスミレ属分化の中心は地中海沿岸で、パンジーのようなメラニュウム節や低亜木の種類が自生しています。多くは多年性植物ですが、一部に一年生もあり、少ないですが木本の種類も知られています。日本には約60種が分布しています。
形態から無茎種と有茎種に分けることができます。無茎種は目立った茎はなく、葉や花は根生します。有茎種は互生する葉のある短い茎を延ばし、そこに花をつけます。
花は左右対称の5花弁の離弁花で、2枚は上向きにつき(上弁)、2枚は左右につき(側弁)、1枚(唇弁)は下向につき、多くは唇弁に距が1つあります。果実は蒴果で、3枚に裂けて種子を放出します。
属名はギリシャ語のion(イオン)に由来し、ゼウスによって牛に姿を変えられた娘イオのため、大地からこの花が咲いたという伝説にもとづきます。
ビオラ・アドゥンカ
Viola adunca
ビオラ・アフィニス
Viola affinis
ビオラ・アルバ・アルバ
Viola alba var. alba
ビオラ・アルバ・デンハルティ
Viola alba ssp. dehnhartii
コマスミレ(駒菫)
ビオラ・アルビダ
Viola albida
キクバコマスミレ(菊葉駒菫)
ビオラ・アルビダ・
タカハシィ
Viola albida var. takahashii
ビオラ・
アレキサンドロワイナ
Viola alexandrowiana
ビオラ・アルタイカ
Viola altica
アマミスミレ(奄美菫)
ビオラ・アマミアナ
Viola amamiana