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Viola mandshurica var. ikedaeana

スミレ科スミレ属

ホコバスミレ(鉾葉菫)

 ビオラ・マンジュリカ・イケダエアナ

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ホコバスミレ(鉾葉菫(明神咲):Viola mandshurica var. ikedaeana:スミレ科スミレ属)がポツポツと咲いています。

 

ホコバスミレはスミレ(Viola mandshurica)の高地型変種で、葉の形が細い鉾型をし、厚く、光沢があります。西日本の山地で、スミレと混ざってよく見られるようです。

 

明神咲きとは箱根の明神ガ岳で、花の中心部分が白く抜けていないスミレが最初に発見されたので、発見地名をとってこう呼ばれます。このホコバスミレは花だけではなく、葉も茎も萼も紫の色素を強烈に持っています。葉は縁や裏側も紫色をしています。

 

花の中心部は暗紫色で、そこに絞りを合わせると、雌しべも真っ黒で、写真に写せません。
苦労して何とか写すことができ、カマキリ型の雌しべであることや、側弁に毛があることが確認できました。

​種小名マンジュリカは「満州の」とい意味です。中国のスミレを調査したベッカー(W. Becker:1874-1928)さんが(多分中国語読みで)命名しています。

​変種名イケダエアナは採取者の池田清次郎さんに由来します。池田さんが1926年5月に鹿児島県霧島で採集した標本を竹内亮(たけのうち まこと:1894 ~ 1982)さんがドイツのベッカーさんに送り、 ベッカーさんが1938年にViola  ikedaeanaと命名しました。1954年に東大教授の前川 文夫(1908-1984)さんがマンジュリカの変種としました。

ブログ初出:2008年4月

花期:春

​花色:紫

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