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ALBUCA
キジカクシ科アルブカ属
Asparagaceae
アルブカの仲間
アルブカ属はアラビヤやアフリカ、主に南アフリカにに分布し、知られているのは約60種、推測で100種があるとされるオルニトガルムに近縁の球根植物です。球根から線形または細長い根出葉を出し、花茎の先に白や黄色の花を総状花序に、上向き、あるいは下向きに咲かせます。6枚の花披片の外側に目立つ緑か茶色の縦に走る筋があり、3枚の花披は平開しますが、残り3枚は閉じたままです。
オルニトガルム属との弁別は、オルニトガルム属は花披が全て開平し、花被片にある筋には葉脈がなく、細いかぼんやりした暗い筋である場合が多いようです。
以前はオルニソガルム属に含まれていた種類のうち、特に南アフリカに分布しているものがアルブカ属に分割されて います。ヨーロッパのものがオルニソガルム属で、アフリカに分布するのはアルブカ属だと素人考えで理解しています。とはいえアフリカにもオルニソガルム属がありますので、当てになりません。
しかし種子の形ははっきり違っていて、アルブカ属は大小はあっても黒くて薄っぺらい種子、オルニソガルム属は小さくて丸い種子を稔らせます。
属名のアルブカは白い(albus)という意味のラテン語に由来し、最初に発見された種類が白い花をつけていたといわれています。
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