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Viola cucullata albiflora

スミレ科スミレ属

ビオラ・ククラタ・アルビフロラ

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面白い花の開き方をするヴィオラ・ククラタ・アルビフロラ(Viola cucullata albiflora)です。
 
ヴィオラ・ククラタは北アメリカ北東部に自生している青紫のスミレです。
これはその白花種です。基本種はblue marsh violet という名がつけられていますが、marsh とは沼地や湿地のことで、沼地や湿地に自生しているのでしょう。
 
ビオラ・ソロリア(Viola sororia)同様ワサビ状の太い茎を持っており、近縁種のようです。しかしソロリアは花後に葉が大きく成長しますが、ククラタはそれほど大きくなりません。
這って広がることもなく、閉鎖花もあまりつけないような気がします。それゆえ繁殖力はたいしたことはなく、他の鉢にタネが飛んで、母屋を占拠することはありません。
むしろ消えていかないように気をつけてやらなければならないかもしれません。
 
種小名ククラタは「フード(僧帽)を被った」という意味ですが、何を指しているのかわからなかったのですが、観察していて花が開く姿を形容したものだと思いました。
下4枚の写真、上向きの2枚の花びら、上弁は巻き込んで風船のように膨らんでいます。
左右に広げている花びら、側弁は重なっており、下弁はその下に隠れています。
フードを被ったようには見えませんが、変わった開き方です。スミレの花がこんな開き方をするとは思いもよりませんでした。
 

 

 

 


ブログ初出:2006/5

花色:白

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上弁が展開する前ですが、どれがどうなのかよくわからない状態です

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側弁が展開中。上の写真ではわからなかったのですが、下弁はこのように巻き込んでいます。

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上弁がほぼ展開しました。側弁が重なってたたまれており、膨らんだT字形をしています。

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