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ゼフィランテス・ミニマ

Zephyranthes minima

ヒガンバナ科ゼフィランテス属

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ゼフィランテス属は園芸的にゼフィランサスと呼ばれています。新大陸の温帯を中心に35種程が分布しています。耐寒性のある種類と非耐寒性の種類、春咲きと夏咲きの種類があります。乾燥・高温期の後に雨が降ると開花する種類はレインリリー(rain lily)と呼ばれています。
1個の球根に1〜3本の花茎を出し、茎頂に1花をつけます。蕾は先端が二裂する仏炎苞のような苞葉に包まれています。

ゼフィランテス・ミニマは南米アルゼンチン、海抜2600m以上のボリビアの高地、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルに自生する小型球根植物です。

葉は糸状で、長さ10cmほどで、花をつける球根であれば葉は3枚出現します。
夏も朝晩が涼しく感じる頃から秋にかけて、秋雨の後に、葉と同じ太さの花茎を伸ばします。葉と花茎の違いは、花茎は先が赤くなり、太くなるにつれ、赤い苞葉に包まれた蕾になっていきます。
花芽は葉が3枚出た後次に出る葉に花芽がつくという花軸分枝という振る舞いを花期中何回か繰り返します。

6裂する白い花は径10mmほどで、漏斗形に開きます。
花被片の裏側に赤い筋が入り、ピンク色を呈します。花被片の先の方も濃い赤色に染まります。おおよそ一日花で、朝咲くと夕方には枯れてしまいます。
小さい花なので地植えにすると目立ちません。小鉢に植えて目を近づけて鑑賞するのに向いています。

タネを播いた時にはこの花の知識がなく、そのまま放置しておいたので、知らない間に花茎をあげていました。ほったらかしで二冬を越したので耐寒性はあるようです。

球根植物を研究した英国の植物学者ハーバート(William Herbert:1778–1847)さんによって1837年に公表されています。

属名はギリシャ語の Zephyros(西風の意味)と anthos(花の意味)が語源となっています。太平洋からの西風に乗って降る雨によって花が咲くからだろうと思います。

種小名はラテン語で「最小の、非常に小さい」という意味です。

ブログ初出:2019年8月

花期:夏〜秋

​花色ピンク・白

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