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Anemonella thalictroides
キンポウゲ科バイカカラマツ属

バイカカラマツ(梅花唐松)

  アネモネラ・タリクツロイデス

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アネモネラ属は北米東部に自生する多年草で、1種しか知られていません。日本には1930年代に移入されてようです。
「アネモネに似た」という属名のようにアネモネ(イチリンソウ)に似ています。アネモネでは柱頭(雌しべにある膨らみ)は花柱の内側にあり、果実の莢に縦に走る筋(スジ)がないのに対して、柱頭は花柱の先にあり、果実の莢に筋があるということで区別されています。
カラマツソウ属にも似ていますが、アネモネラ属の花のすぐ下につく葉が輪生や対生するのにカラマツソウ属は互生するという違いがあります。
 
バイカカラマツは塊根を持ち、長い柄のある2〜3出複葉を根出します。
小葉は薄く軟らかそうで、円形の浅い切れ込みがあります。
 
1cmほどの小さな花は、花柄を伸ばした先にまず一輪つき、その脇から2輪、次の花が出てきます。
花には花弁はなく、5〜10枚の白やピンクの萼片で構成されています。
夏頃休眠に入り、地上部はなくなりますます。
水はけのよい用土と日陰を好むようです。
 
一番下の写真は休眠前の夏の花の様子です。
 
種小名タリクツロイデスは「カラマツソウ(Thalictrum)に似た」という意味です。
なお和名はバイカカラマツとバイカカラマツソウがあります。
 

 

 


ブログ初出:2006/4

花色:白、ピンク 

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