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アユガ・カマエピティス

Ajuga chamaepitys

シソ科キランソウ属

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アユガ・カマエピティスはヨーロッパ、地中海東部および北アフリカに分布しています。一般的に Yellow bugle(黄色のラッパ)や Ground pine(地べた松)として知られています。

 

アユガ・カマエピティスは、根際で分枝し、しばらく匍匐してから立ち上がり、草丈は10〜40cmになります。

花はキランソウ属らしい二唇弁花ですが、キランソウ属には珍しい黄色い色で、下唇弁に茶色の模様が入っています。開花期は一般的に晩春です。

茎は赤紫色の四角形をし、まばらに長い毛が生えています。対生する葉は4cmほどの線状に3裂し、つぶすと松葉(テレピン油)に似た匂いがします。

リンネが1753年に命名したのですが、その姿からキランソウ属ではなくニガクサ(Teucrium)属と考えられたためテウクリウム・カマエピティス(Teucrium chamaepitys)と命名されました。

しかし1773年にドイツ人の植物学者、動物学者のヨハン・シュレーベル(Johann Christian Daniel von Schreber:739–1810)さんによってキランソウ属に移されました。シュレーベルさんは多くの哺乳類の学名をリンネの二名法で命名した研究者です。

アユガ・カマエピテェスはハーブとして用いられ、利尿作用や催吐作用があり、痛風およびリウマチに効くといわれています。

種小名カマエピティスは「小さい(chamae)」と「松林の(pity)」という意味のラテン語です。


 
HP初出:2003/5

花色:黄

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