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ジュウニヒトエ(十二単)
アユガ・ニッポンエンシス
Ajuga nipponensis
シソ科キランソウ属
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ジュウニヒトエは種小名にニッポンエンシス(nipponensis:「日本の」)とついていますが、日本だけではなく、中国、朝鮮半島にも分布します。中国では海抜;100〜2300mの草地、日当たりの良い斜面の草原、森林などに自生しているようです。日本では本州から四国の山地の明るい林内の山道沿いに咲いています。
ジュウニヒトエは全体に長めの毛がたくさん生えていて、それに加えて葉がメタリックな灰緑色をしているので全体的に白っぽい感じがします。
葉には毛がめだたないのですが、花茎には触ると柔らかな感じがするぐらい密生しています。
花茎はまっすぐ伸びることは少なく、斜めになったり、途中から反り返ったりします。
アジュガ・レプタンス(セイヨウキランソウ:Ajuga reptans)を見慣れた目には地味な花に映ります。十二単というきらびやかな名に似つかわしくない目立たない植物です。
しかし私はキランソウ属の中ではジュウニヒトエが一番好きです。
ジュウニヒトエの凛とした上品さが気に入っています。
よく歩くハイキングコースで時々見かけるのですが、林の中ではこの色は輝いて見えます。
(このジュウニヒトエが咲いているところを耕して西洋アジサイを植えるお年寄りの集団がいて、そのせいか最近は全く見かけなくなりました。)
ところでアジュガ・レプタンスとの一番の違いはストロン(匍匐茎)を出さないことです。そういう意味でアジュガ・レプタンスをセイヨウジュウニヒトエと呼ぶのは間違っています。
このことに耳を貸してくれない人のなんと多いことか。園芸業者を始め多くの人がセイヨウジュウニヒトエと呼んでいますよね。
HP初出:2003/4
春
花色:白



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