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アネモネ・ディコトマ

Anemone dichotoma
キンポウゲ科 イチリンソウ属

フタマタイチゲ(二股一華)

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フタマタイチゲは日本では北海道、シベリアから、樺太、カナダの湿った草原に自生している多年草です。
全体に細かい毛が生えています。
茎は直立しますが上部で分枝し、高さ50cmほどになります。


根生葉は3深裂し、その裂片はさらに2・3裂します。
茎葉は葉柄がなく、茎を抱くように対生してつきます。上の葉ほど小さくなっていきます。
葉の腋から蕾や葉を出すのですが、葉が茎の先に2枚、茎を抱くように対生しているので1枚の葉のようで、まるで葉の真ん中から茎が出てくるように見えます。
出てくるのは花と葉という組み合わせであったり2本とも葉だったりします。それを繰り返して伸びていくので二叉という名がつけられています。


3cm足らずの花は、日本のアネモネ属の中では、花びら(萼)に幅があり、広倒卵形をしています。多くは5枚ですが、まれに4枚であったり6枚であったりします。
アネモネ・ムルチフィダ(Anemone multifida)によく似て、雄しべも雌しべも多数あります。
葉が出てきたのが5月の半ばになってからで、寝坊のアネモネです。従って花も遅くに咲きました。
葉から蕾が出てくるように見えるのはアネモネ・カナデンシス(Anemone canadensis)と同じです。
和名の二叉は、枝が叉状につくので名付けられたのでしょう。
種小名のディコトマは「二叉になった」という意味です。
 

 

 


ブログ初出:2014年4月

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