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Anemone drummondii
キンポウゲ科 イチリンソウ属

アネモネ・ドラモンディ

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アネモネ・ドラモンディはアラスカ州からカリフォルニア州に分布するアネモネで、カスカード山からオリンピック山にかけての乾燥した海抜1500〜3000mの高山の岩の斜面や荒れ地に見られるようです。
背丈15〜30cmにしかありません。葉は3枚あるように見えるほど深裂し、その裂片はさらに2・3裂します。
卵形の萼片が5枚の花は大きさは4cmほど、アネモネ・ムルチフィダ(Anemone multifida)によく似た花です。萼片は白からクリーム色をしています。
なにもないところに咲いているので背が低いのでしょうか。花の大きさに対してずんぐりむっくりしています。
さらに咲き進むとだらしなく開ききってしまうので趣きも何もありません。
背が低く、蕾の時は柔らかそうな白い毛で覆われていますので、まるでオキナグサのようです。
比較的変異が多いアネモネのようです。
 
オリンピック国立公園の中にある、オリンピック山(ワシントン州オリンピック半島の山地)は、氷河によって、長い間他の地域から閉ざされてきたため、この土地固有の植生が発達してきました。
 
アメリカではドラモンドのアネモネと呼ばれています。
種小名のドラモンディはスコットランドの植物収集家のジェームズ・ドラモンド(Thomas Drummond:1793- 1835)さんに因みます。
彼は探検隊の一員として1825年に英国リバプールから出航し、ニューヨークに到着後、ローッキー山脈を調査していますが、その時発見されたアネモネだろうと思います。
 
 

 

 


ブログ初出:2006/5 

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