Beesia calthifolia
キンポウゲ科ビージア属
スミレバショウ(菫芭蕉)
ビージア・カルティフォリア
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4月に「スミレサイシン」ということで手に入れた植物です。
葉も出ていて、確かにスミレサイシンの斑入りの葉のようですが、それにしてはツヤがあるなとに思いました。
6月に入って花茎が立ってきましたが、先についている蕾はスミレではありません。
そういえば葉の形はスミレのようだが、よく見ると葉の縁に小さなトゲがついています。
スミレではない!
花が開きましたが、5mmほどの、やけに蕊の目立つ5弁の白い花が開きました。
萼が無いので花びらに見えるものが萼のようです。
わかりました。和名をスミレバショウマ、ビージア・カルティフォリア(Beesia calthifolia:キンポウゲ科ビージア属)という中国原産のキンポウゲ科の植物だとわかりました。
以前はショウマ属(Cimicifuga)に分類されていたようです。
特異な形態ですが、花の小ささ、蕊の特徴からして、ショウマなんですね。
種小名のカルティフォリアは「リュウキンカ属(Caltha)のような葉の」という意味だそうです。
そういえば似ていないことはないですが・・・・・
中国雲南省北西部やミャンマーの北部の1500mから3500mの山岳地帯の谷間の湿地に分布している高山植物です。
葉は秋になると赤く染まるそうです。
属名のビージアは英国のビーズ社(Bees Ltd)という園芸業者の名に由来し、この会社ははアーサー・バリー(Arthur K. Bulley:1861-1942)さんによって設立されています。彼は英国の綿商人、蘭愛好者、プラントハンターで、何人ものプラントハンターを雇って中国西部やヒマラヤの植物の調査をしています。
「ビー」とつく植物はこのバリーさんが関係しており、プリムラ・ビージアナ(Primula beesiana)などが知られています。
ブログ初出:2007/7
夏
花色:白
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