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Aquilegia amaliae

キンポウゲ科オダマキ属

アクイレギア・アマリアエ

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アクイレギア・オットニス(Aquilegia ottonis)の亜種(Aquilegia ottonis ssp. amaliae)という扱いですが、もともとアクイレギア・アマリアエという異学名もあり、最近は独立した種類と扱われています。


オリンポス山(Mt. Olympus)を含むバルカン半島南部やギリシャの亜高山帯の岩の多い傾斜地や渓谷の棚に自生しています。
深緑の葉は毛が生えています。根生葉は2回三複葉で花茎につく葉は2〜3回複葉です。
背丈は30cm足らず、花は横向きから俯きに開き、大きさは径4cm、長さは3cmほどです。
花色は紫がかった青、濃い藤色といえばいいのでしょうか、花弁の先の方は白からクリーム色をしています。
距は緩やかにカーブし、巻き込むことはないようです。
基本種と考えられたこともあったアクイレギア・オットニスに比べるとやや細身の、オットニスが男性ならば、この花には女性の雰囲気があります。
 
アクイレギア・オットニスはギリシャ王のオットー(1832-1862)王に因んでつけられました。
オットーの妻に因んだ名を持つアクイレギア・アマリアエの種子は英国の業者経由で容易に手に入りますので、良く目にします。
このオットー王とアマリア女王は一緒に宮殿に住んでいるのではなく、アクイレギア・オットニスはギリシャ、アルバニア、マケドニアの山岳地帯の石灰岩の隙間に自生しています。おもしろいことにイタリア中部に飛び地して群生しているところがあるそうです。

アマリア女王がどんな人だったかを想像させる優しい花の色をしています。
なおオットニス王とアマリア女王についてはこちらをご覧下さい。
 
 


 
ブログ初出2006/5 
花色:青

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