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アクイレギア・アトロビノサは、カザフスタン(Kazakhstan)や隣接する中国ウイグル自治区に連なる天山山脈の海抜1800〜3600mの森や渓谷に自生するオダマキです。 異学名もないほど知られていなく、とにかく情報の少ないオダマキです。 時に2回三複葉がみられ、根生葉に軟毛が散在します。 背丈は30〜60cmで、花全体が濃いワイン色の花を咲かせます。ブルゴーニュ・レッド、ボルドー・レッド、バーガンディなどと表現すればいいのでしょうか。百塩茶(ももしおちゃ)色、羊羹色、阪急電鉄色と言ってもいい色です。 花の色が濃い割には、葉や茎はその色素が出ておらず、普通の緑色です。 花の大きさは3〜3.5cmで、花弁の先は開平します。 内側に強く巻き込む距は太く、長さは1.5cmほどです。 雄しべは花弁とほぼ同じ長さです。 種子を手に入れた際、学名の接尾辞に ex Gamajun とあり、Gamajun(Gamayun)という地名から推測するにロシアのエカテリンブルグ(Yekaterinburg)で採取された個体由来のようです。 種小名アトロビノサは暗黒の(ator)と葡萄色の(vinosus)の造語で、濃い葡萄色の花色を指しています。
ブログ初出:2005年5月
花色:紫
花期:春