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コリダリス・プミラ

Corydalis pumila

ケシ科キケマン属

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コリダリス・プミラは北はスエーデン南部、西はイタリア半島を北面から南東に走るアペニン山脈からヨーロッパ中央部からバルカン半島、ルーマニアにかけて分布しています。
主に山地の落葉樹林の北面の斜面地に自生する球根(塊茎)性のコリダリスです。
 
コリダリス・ソリダ(Corydalis solida)とよく似た特徴を持っています。自己受粉性が強く、花柄が短く花が小さい、比較的大きな苞葉を持つ、といった点で似ています。

スエーデンではプミラとソリダとは自然界で種間雑種が生まれているそうです。
花の大きさは長さ2cmほどで、太くて丸い距が特徴です。
花の色は淡い薄赤紫で、上下に開く外花弁の先は濃い赤紫の覆輪になっています。内花弁には特別な色はついていません。
苞葉は萼ではないかと思うほど花にくっついており、花を包むように大きく、粗く裂けています。
稔性が強く、容易に果実が実ります。上から2枚目の写真のように、満開になってから1〜2日で散って種を稔らせます。
果実はとんがった楕円形をしています。
 
地面から姿を見せたとたん、花茎を立てないまま花を咲かせ、あっという間に散ってしまいます。その間2週間です。本当に老けるのが早いコリダリスです。
しかし春一番に他の植物が大きくなる前に、太陽を一杯浴び、時間勝負で生きているのを見るといじらしくなってきます。
 
種小名のプミラは「低い、小さい」という意味ですが、花茎が寝たままなので、花の時期でも10cmもありません。
 
 

 

 

 


ブログ初出:2014/3

花色:ピンク 

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