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コリダリス・ソリダ
 「ジョージベーカー」

Corydalis solida 'George Baker'

ケシ科キケマン属

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コリダリス属は北ヨーロッパやユーラシア大陸に約280種が知られています。
大きく分類すると球状の球根(塊根)を持つものと持たないものに分けられます。
花弁は4枚で、大きさの違う上下に開く花弁を外花弁と呼び、前につき出してる花弁を内花弁と呼びます。
外花弁の上方の花弁は大きく後方に伸び距となります。外花弁の下方の花弁にも距があるものもあります。
 
コリダリス・ソリダは塊根を作るコリダリスで、ヨーロッパ中部の落葉樹林内に分布しています。赤紫色のコリダリスで、白花を始め、赤や紫の花色の園芸種の親として多くの品種が生まれています。
一番下の写真のように、花柄の前にある外花弁の下方花弁の距が大きいのが特徴です。
 
その代表的な園芸種であるジョージ・ベーカーは10〜25cmの背丈で、赤煉瓦色の花を咲かせます。
1993年に王立園芸協会から庭園を彩るに最高の植物に与えられる賞、AGM(Award of Garden Merit)賞を受賞しています。
 
ジョージ・ベーカーは1972年ルーマニアのトランシルバニア・アルプスで発見されたプラシル系( Prasil Strain)と称されるコリダリス・ソリダの赤花種が親となっているようです。
 
種小名のソリダは「密な」という意味で、花が密に総状花序状につくことを指しているようです。
 

 

 


 
ブログ初出:2014/3

花色:赤 

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