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Cyclamen graecum
サクラソウ科シクラメン属

 シクラメン・グラエクム

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シクラメン・グラエカムは地中海の西の地方、ギリシャ南部やトルコ南部、キプロスが原産で、花も魅力的ですが、葉も美しいシクラメンです。
 
グラエカムは根に特徴があり、ひげ根以外に、オキザリスやユリなどによく見かける、牽引根(収縮根)を持っています。
牽引根は成長に伴って球根が地上部に出るのを防ぐ太い不定根をいいます。
この根の目的は岩にしっかりと固定することであり、一つには水分の貯蔵庫としての目的もあるといわれています。
 
見た目にはよく似ているシクラメン・ヘデリフォリウムやアフリカナムは、球根のいたる所から根を出しますので、球根が見えなくなるように植え付けます。
それでシクラメン・グラエカムは園芸種のシクラメンのように球根の上の方を露出させます。こうした方が管理がしやすいと思います。
球根の形もこの2つは平らたい球根(クリームパン型)ですが、グラエカムは下部は平ら、上部は膨らんでいます。
球根に関する点がヘデリフォリウムやアフリカナムと違うところです。
 
また葉縁にも特徴があり、葉縁の様子で3種の亜種に区別されています。
典型的な葉はシルバーの模様が入った濃い緑色で、模様がはっきりしています。
 
種小名グラエカムは「ギリシャの」という意味で、自生地を指しています。
 
 

 

 


ブログ初出:2007/9

花色:ピンク

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