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Cyclamen graecum 'Glyfada'
サクラソウ科シクラメン属

 シクラメン・グラエクム「グリファダ」

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シクラメン・グラエカムは地中海の西の地方、ギリシャ南部やトルコ南部、キプロスが原産で、花も魅力的ですが、葉も美しいシクラメンです。
 
グラエカムは根に特徴があり、ひげ根以外に、オキザリスやユリなどによく見かける、牽引根(収縮根)を持っています。
牽引根は成長に伴って球根が地上部に出るのを防ぐ太い不定根をいいます。
この根の目的は岩にしっかりと固定することであり、一つには水分の貯蔵庫としての目的もあるといわれています。

見た目にはよく似ているシクラメン・ヘデリフォリウムやアフリカナムは、球根のいたる所から根を出しますので、球根が見えなくなるように植え付けます。そこがヘデリフォリウムやアフリカナムと違うところです。
球根の形もこの2つは平べったい球根(クリームパン型)ですが、グラエカムは下部は平ら、上部は膨らんでいます。
さらに葉縁にも特徴があり、葉縁の様子で3種の亜種に区別されています。典型的な葉はシルバーの模様が入った濃い緑色で、模様がはっきりしています。
 
さてシクラメン・グラエカム「グリファダ」は、グリファダというアテネ南東部の地名が示すように、グリファダで発見されたシクラメンの選別園芸種です。
グリファダはエーゲ海沿いの海岸保養地として知られています。
花はシクラメン・グラエカムと全く同じですが、葉には基本種のようなはっきりした模様はなく、緑がかった銀色一色の葉色をしています。
 
種小名グラエカムは「ギリシャの」という意味で、自生地を指しています。

 

 

 

ブログ初出:2008/10

花色:赤
 

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