top of page
alpicolaLogo1-2.jpg

ガランツス・ニバリス「フローレ・プレノ」

Galanthus nivalis f. pleniflorus 'Flore Pleno'

ヒガンバナ科ガランツス属 

arrow.png

​戻る

画像をクリックすると大きくなります

galanthusNivalisFlorePleno5.jpg
galanthusNivalisFlorePleno8.jpg
galanthusNivalisFlorePleno4.jpg

ガランツス・ニバリスはスペインからトルコやウクライナにかけて広く分布し、特に北ヨーロッパの森林地帯に自生しています。グレートブリテン島からノルウエーやスエーデンにかけて、また北米北部にも自生しており、もともとの自生種だと考えられています。
腐葉の多い土壌を好み、明るい落葉樹林の中に群生し、2月から4月にかけて花をつけます。

このようにガランツス・ニバリスは最も一般的なスノードロップですが、日本ではガランツス・エルウィズィ(Galanthus elwesii)ほど見かけません。
エルウィズィは休眠期の乾燥に耐えますが、ニバリスは乾燥を嫌うからだと思います。
内花披の先にV型あるいはU型の薄いグリーンの模様が一つあります。
2枚出る葉は灰色がかったグリーンをし、向い合って出、一方が他方を包み込みません。
 
この「フローレ・プレノ」はガランサスの中で最も目にする八重咲き種で、すでに1703年出版の書籍に挿絵が描かれています。
普通種よりも背が低く、背丈5〜10cmで、そのため花が大きく見えます。
外花被は3〜5枚で、内花披が八重化して10〜20枚あり、内花披のグリーンの模様が見られないことがあります。
咲き始めは、花茎も短く、上向きに(受け咲き状に)花が開いていきます。
花茎が十分な長さになるにつれ横向きになり、そして俯きになります。
休眠期に乾燥されることを嫌うので、植えっぱなしにして夏越しをするのがいいようです。

種小名のニバリスはラテン語で「雪の、雪で覆われた、冬のような」という意味で、和名の「待雪草(マツユキソウ)」はこの花の性質を表した名です。
品種名プレニフロルスは「たくさんの花の」「八重咲きの花の」という意味です。「フロレ・プレノ」も「花」+「多数」で、同様の意味です。
 

 

 

 


 
ブログ初出:2016/3

花色:白 

galanthusNivalisFlorePleno3.jpg
galanthusNivalisFlorePleno7.jpg
arrow.png

​戻る

arrow.png

​戻る

arrow.png

​戻る

bottom of page