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グラディオルス・ツリコメニフォリス

Gladiolus trichomenifolius

アヤメ科グラデオルス属

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グラディオルス・トリコメニフォリスは南アフリカの南西、北西ケープ地方の冬季に雨期となる地域の、海抜50〜1000mの湿った砂礫地台地に自生しています。
20cmほどの長さの葉は、松葉を長くしたような太さ1〜2mmの線形で、4本の溝があります。
上下で2cmほどの花は穂状花序に2〜4輪の左右対称の筒状花を、冬の終わりから早春にかけて咲かせます。
上部の長さが3〜4cmの花の全体はクリーム色で、中心部は黄色をしています。下半分の花被には濃い紫色の筋が入っています。また花被の裏側にも同様の筋が見られます。
花にはよい香りがします。

 

グラディオルス・トリコメニフォリスの典型形と異なる同心対称形(ユリ型)のものは、以前はグラディオルス・キトリヌス(Gladiolus citrinus)という名で呼ばれていました。

 

グラディオルス・トリコメニフォリスは、グラディオラス・テネルス(Gladiolus tenellus)という名で我が国では知られています。
しかしグラディオラス・テネルスはグラディオラス・カリナツス(Gladiolus carinatus:)の異学名とされ、青や紫、黄色の花を咲かせ、背丈も30〜60cmある種類です。
南アフリカの南および西ケープ州の湿地帯で見られます。
この種類とまったく違う花の名がつけられています。

 

属名はラテン語で小さな剣の意味で、葉の形に因むといわれています。
種小名は「糸状(tricho)の薄い(meni)葉(folius)」という意味です。裏表の区別のない扁平な単面葉がアヤメ科の葉の特徴ですが、グラディオルス・トリコメニフォリスはそれと違って細い葉であることを指しています。

 


ブログ初出:2015/4
花時期:春
花色:黄・白

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