Helleborus multifidus ssp. multifidus
キンポウゲ科ヘレボルス属

ヘレボルス・ムルチフィダスはイタリア・シシリア島からアドリア海沿岸にかけての石灰岩地や落葉広葉樹林の林床に分布しているヘレボルスです。

その基準亜種ヘレボルス・ムルチフィダス・ムルチフィダスはシシリア島から旧ユーゴスラビア北部のアドリア海沿岸に自生しています。

種小名のムルチフィダス（multifidus）は「多数に裂けた葉の」という意味で、葉裂片は細長い楕円形をしています。

ただこの株は目立つほど細い葉ではなく、ヘレボルス・オリエンタリス（いわゆる普通のクリスマスローズ）に比べて細長いという程度です。

多分年がとるにつれて典型的な形になっていくので、来年以降は細い葉になるのではないかと期待しています。
 
 

 

ブログ初出　2009/2
春
花色：緑