
Helleborus cyclophyllus
キンポウゲ科ヘレボルス属
ヘレボルス・キクロフィルス
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キクロフィルスはギリシャ北部、モンテネグロ、ブルガリア南部、アルバニアに分布しています。
しかしオドルス(Helleborus odorus)に姿が似ているだけではなく、分布地も重複しています。しかしオドルスは高原や山岳地帯に多く自生し、キクロフィルスは平地の明るい林の中や草原で見られます。
ヘレボラス・キクロフィルスはまとまった姿で草丈40cmほどの大きさになります。
花茎には3〜数輪の花をつけ、展開すると直径5〜7cmになる丸弁の大きなアップルグリーンの花を咲かせます。
花はカップ咲きで、横向きに咲くことが多く、写真を撮るのに苦労しません。
大きめのグリーン系の花という以外、花からはヘレボラス・キクロフィルスの特徴は明確にうかがい知ることはできません。
しかし「円形の(cyklos)葉の(phyllum)」という意味の種小名が示すように、茎や葉には明らかな特徴があります。
といっても葉が丸いのではなく、長楕円形の葉はまず大きく3裂し、真ん中の裂片は長さ20cmほど、外側の裂片は根元近くから5〜7裂しています。
葉柄の先からから細長い披針形の葉が10数枚、放射同心円(放射環状)型に出ているように見えます。
つまり小葉が丸い扇のようになって生えています。それを「円い葉」と見たのです。
茎は太く、厚みのある葉なので、クリスマスローズの中では日当たりでも耐えられるようです。
丈夫なクリスマスローズと評価される所以です。
葉の下部は葉脈にそって短い白毛が生えており、葉裏は白っぽい緑色をしています。
花のすぐ下の苞葉は3〜5深裂しています。
以前はビリディスの変種(Helleborus viridis var. cyclophyllus)として分類されていました。
ギリシャで採集された標本が元になって1867年に公表されています。
ブログ初出 2011/2
冬〜春
花色:紫
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