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ルイシオプシス・ツィーディ

Lewisiopsis tweedyi

スベリヒユ科ルイシオプシス

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ルイシアの仲間の中で最もチャーミングは花をつけるのが、ルイシアの女王と呼ばれるルイシア・ツイーディです。

という説明を入れたかったのですが、この植物は現在はルイシア属ではありません。この植物は1887年米国の著名な植物学者のエイサ・グレイ(Asa Grey:1810-1888)さんによって、発見者の名に因みカランドリニア・ツイーディ(Calandrinia tweedyi)と命名して公表されました。1893年にはオレオブロマ・ツイーディ(Oreobroma tweedyi)として再分類され、さらに1897年にルイシア属に移されました。1932年には全てのルイシア属は オレオブロマ属に含まれるようになってしまい、1990年になってやっと今のような分類になったのです。

しかしこの植物に限ってはキスタンテ属という分類が立てられ、キスタンテ・ツイーディ(Cistanthe tweedyi)に分類されました。ところが2010年に米国国立植物遺伝資源システムでは、遺伝子解析から 1属1種のルイシオプシス(Lewisiopsis)属が立てられ、ルイシオプシス・ツイーディ(Lewisiopsis tweedyi)に分類されています。この属名はギリシャ語の「外見が似ている」(opsis)というサフィックスがついていますので「ルイシア属に似た」という意味です。
 
ルイシオプシス・・ツイーディはブリティッシュ・コロンビア州からカリフォルニアにかけて南北に走るカスケード山脈のワシントン州中部のウェナチー(Wenatchee)山脈付近に分布しています。海抜600〜2000mの山岳地帯の岩場の傾斜地に自生しています。
 
ルイシア属に比べても珍しい肉厚の長さ4〜8cmもある全縁・幅広の倒披針形の根出葉は常緑で、翼のついた短い葉柄を持ちます。
 
春に根出葉の真ん中から1〜6本の花茎を立て、花を咲かせます。これも多くのルイシア属が根出葉の下から花柄を出すのとは違っています。
2〜5cmの小花梗を伸ばし、径5cmを越える花を開きます。
 
花弁は6〜9枚で、ピンクがかったパステル・ピーチ色をしていますが、白やピンクの花弁を持つものも知られています。この花の色については、ピーチ色、レモン色、いろいろに表現され、見た人の感性が現れれます。
中心の先で3裂する雌蕊が目立ちます。
 
全縁で肉厚の萼は2裂しています。
果実は1cmほどのやや稜のある卵形をしています。
 
ルイシオプシス・ツイーディは1882年にアマチュア植物学者のフランク・ツイーディ(Frank Tweedy:1854-1937)さんによって発見されたのでこの名があります。ツイーディさんは政府鉄道調査会社で測量技師として働いていた時カスカード山脈のスチュアート山(Mt. Stuart::海抜2870m)付近で発見したそうです。
 
1901年に王立園芸協会からAward of Meritを受賞しています。
 

 

 


 
一般名:レウィシア
新名称:ルイシオプシス・ツイーディー
ブログ初出:2006/3

花色:黄

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