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ウンラン(海蘭)

 リナリア・ヤポニカ

Linaria japonica

オオバコ科ウンラン属

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ウンラン(海蘭)は北海道、本州、四国北部の海岸の砂地に自生する多年草です。日本以外には中国、朝鮮、ロシア極東部に分布しています。
株全体が緑白色で、毛は全くなく、スベスベです。

茎は時には直立することもありますが、普通は斜上ないし匍匐し、高さは10〜30cmです。
鋸歯のない全縁の葉には厚みがあり、先が鈍形の楕円形をしていて、葉柄はほとんどありません。
葉は対生をしていますが、3〜4枚が輪生をすることもあるようです。上部の葉は互生してついています。
 
夏に茎頂に短い柄を出し、その先に総状花序に数個の花をつけます。
花の中央は盛り上がって黄色く、他はクリーム色の仮面状花冠を持つ唇形で、上唇は2裂しています。 
仮面状花冠とは虫が来るまで閉じていますが、虫が来ると上下に開く構造を指します。
雄しべは4本でその内2本が長く、雌しべは1本です。
果実は球形の蒴果で、果実の頂端に穴が開いて種子を散布します。
 
ウンランという和名は花が蘭に似ており、海岸に生えるところからきています。 
種小名のヤポニカは「日本の」という意味です。
 
 

 


 
ブログ初出:2015/10

花色:黄
 

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