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リナリア・トリオルニトフォラ

Linaria triornithophora

オオバコ科ウンラン属

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ポルトガルやスペインが原産のリナリアで、園芸種のリナリアを姫金魚草と呼びますが、姫をとった方がいいほどの大きな花を咲かせます。距を含めて3cmほどの長さがあり、花の構造を観察できます。
 
原種の花は全体が淡いピンクですが、このようにははっきりしたラベンダーピンクのものがあります。
この花の種子はNARGS(North American Rock Garden Society)の種子交換で手に入れたので、原種か園芸種か不明です。
 
葉も茎も毛は全く生えておらず、パステルグリーンをしています。
茎は堅く、しっかりしています。茎にはそれを取り囲むように葉柄のない全縁の細い三角形の3枚の葉がついています。
葉の付け根から1本花柄を出し、そこに花序ができます。
 
花の色はかなり幅があり、濃いピンクや薄いピンクの花だけでなく、クリーム色のトリオルニトフォラが咲いたことがあります。
葉の色との対比で地味ですが、しかしこれはこれで落ち着いたいい感じです。
 
種小名トリオルニトフォラは「3羽の鳥が飛ぶ姿の」という意味で、輪生して咲く3輪の花を指しています。
英名もthree birds toadflax(3羽の鳥のリナリア)やThree Birds Flying(空飛ぶ3羽の鳥)です。
 
 
 
ブログ初出:2013/6

花色:ピンク 

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