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ムスカリ・ボツリオイデス

Muscari botryoides

​キジカクシ科ムスカリ属

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ムスカリ・ボツリオイデス はブルーの花色で、和名もルリムスカリといいます。
種小名のボツリオイデスは「総状の」という意味で、花序を指しています。ムスカリは概ね総状花序ですから、この種小名は特徴でも何でもありません。
リンネが命名していますが、このようなつまらない名をつけてしまったのは、その頃はムスカリが珍しかったからなのかもしれません。
 
ボトリオイデスはヨーロッパ中部から南東部を経て、コーカサス地方までの明るい林間や牧草地に自生しており、ヨーロッパでは比較的早い時期から庭園を賑わせていたようです。
 
ボトリオイデスは小型のムスカリで、晩秋に灰色がかった緑色をした長披針形の葉を2〜4枚、直立して根生します。
早春に5cmから、高くてせいぜい15cmほどの花茎を出し、アルメニアクム(Muscari armeniacum)よりはるかに小さく、より丸い花を密につけます。
 
花序の下の稔性花は鮮やかな青紫色でうつむいて咲きます。おちょぼ口の先は反り返って6裂し開口部に白い輪が入ります。
上部の不稔花は、明るいブルーで、上向きに咲きます。
 
このような白い花を咲かせる品種(Muscari botryoides ssp. album)もあります。
本当に小さくてかわいいムスカリです。
 
 

 


 
 
ブログ初出:2008/4

花色:白・青  

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