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ミオソティス・トリグロベンシス

Myosotis terglovensis

ムラサキ科ワスレナグサ属

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ミオソティス・トリグロベンシスについては全く情報が見当たりませんが、その理由は

エリトリキウム・ナヌム(Eritrichium nanum:ムラサキ科ミヤマムラサキ属)の異学名とされているためです。

オーストリアの医師で博物学者のハケット(Belsazar de la Motte Hacquet:1739–1815)さんが ミオソチス・トリグロベンシス(Myosotis terglovense )と命名したものを、オーストリアの植物学者、歴史学者でウィーン大学植物園長のエンドリッシャー(Stephan Friedrich Ladislaus Endlicher (1804–1849)さんがエリトリキウム・テルグロベンシス(Eritrichium terglovense)と所属を変え、その後エリトリキウム・ナヌムと同じものと同定されたようです。

なお王立園芸協会(RHS)はミオソチス・トリグロベンシスを正式名としています。

トリグロベンシスという種小名は「トリグラウ(トリグラフ)山(スロベニアの言葉でTriglav、独語でTerglau)の」からと推測されますが、スロベニアと北西スロベニアのジュリア・アルプス山脈で採取された植物に付けられた名ではないかと考えられます。
トリグラウ山はジュリア・アルプス山脈に位置する、最高峰が海抜2,864mのスロベニアの一の山です。
その山のどれぐらいの海抜に分布しているかわかりませんが、高山植物のようです。なお種小名の読みについてはテルグロベンシスと読めますが、地名の現地読みに従ってここではトリグロベンシスとしています。
 
常緑で、毛の多い全縁の5cmほどのロゼッタで冬を越します。

しかし以前育てたエリトリキウム・ナヌムとは大きさが違います。確かにロゼッタが小さな時の咲き出しは似ているかもしれませんが、葉はすぐに大きくなっていきます。

アルプスの王(king-of-the-Alps)と呼ばれるエリトリキウム・ナヌムと咲いている場所が違うので、地域差があるのかも知れません。
 
サソリ状花序に花をつけ、花茎はだんだんと伸びていきます。
花茎が伸びてくると背丈は10cmほどになります。
花茎には葉はつきません。
 
  

 


 
ブログ初出:2014/5

花色:青  

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