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Nigella papillosa 'African Bride'
キンポウゲ科ニゲラ属
ニゲラ・パピロサ
「アフリカン ブライド」
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ニゲラ属は、地中海沿岸から西アジアに約20種が分布し、一年草植物です。ニゲラ属の花弁は退化して蜜腺状になり、5枚の萼が花弁状に発達しています。 ニゲラ属の種子は嫌光性があり、覆土を厚めにします。また直根性のため幼苗の内に植え替えます。属名は「黒い」という意味のラテン語で、種子が黒いことによります。そこからつけられた和名はクロタネソウ(黒種草)です。
ニゲラ・パピロサはスペイン南部からポルトガル、北アフリカに分布している二年草(一年草)です。それでスペインのニゲラという意味の Nigella hispanica という学名が使われることがあります。
パピロサという種小名は「乳頭状の」という意味ですが、蕊の特徴を指しているのでしょうか。
パピロサは蕊が暗紫紅色をしているのが特徴で、「アフリカン・ブライド」のような白花だけではなく青花もあります。
ニゲラの中では5cmほどの大きめの花を咲かせます。
花びらの葉に見えるのは萼片で、花弁は密腺に変化して蕊の周囲についています。先が2つに分かれた紺の縞のある付属物(画面をクリックするとよく分かります)がそうです。
花のすぐ後ろにある細い葉のようなものは総苞です。
ニゲラ・パピロサの果実(莢)はニゲラ・ダマスセナ(Nigella damascena)のようにふくらみません。
コントラストが美しいニゲラです。
ブログ初出:2009/5
春
花色:白
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