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Nigella orientalis 'Transformer'
キンポウゲ科ニゲラ属
ニゲラ・オリエンタリス
「トランスフォーマー」
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ニゲラ属は、地中海沿岸から西アジアに約20種が分布し、一年草植物です。ニゲラ属の花弁は退化して蜜腺状になり、5枚の萼が花弁状に発達しています。 ニゲラ属の種子は嫌光性があり、覆土を厚めにします。また直根性のため幼苗の内に植え替えます。属名は「黒い」という意味のラテン語で、種子が黒いことによります。そこからつけられた和名はクロタネソウ(黒種草)です。
ニゲラ・オリエンタリスは「東方の」という種小名から分かる通り、ニゲラの分布地として東の果て、西アジア原産です。
ニゲラ唯一の黄色い花で、蜜腺状の部分に茶色い縞が入っています。
「トランスフォーマー(変圧器)」という品種名は、中心部(5〜8本の雌しべ)が花が開く前(1番下の写真)から目立ち、それが花の上に傘を開げたような莢に変形するからだと思います。
花びらは小さく目立ちませんが、ニゲラの中でもさらにその特徴が強調されています。
その後果実はオダマキと区別しがたい形の袋果(莢)に育ちます。
タカラのおもちゃ、トランスフォーマー(変形ロボット)のような変身です。
もっともトランスフォーマーという名詞、今では2007年公開のアメリカ映画を思い浮かべる人の方が多いんでしょうね。
ブログ初出:2011/5
夏
花色:黄
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