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ヤマルリソウ(山瑠璃草)
オンファロデス・ヤポニカ
Omphalodes japonica
ムラサキ科ヤマルリソウ属
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ヤマルリソウは本州、四国、九州の山地にはえる多年草で、適度に湿った場所を好みます。
春に根生葉の中から地面を這うように花茎を出します。
花はワスレナグサのような先で5裂する直径1cmほどの筒状花で、淡い紫色の花から淡い紅色の花まで混合して咲かせます。
花茎は決して立ち上がらず、地面を這うように花茎を伸ばし、花を次々とつけていきます。
そのため雨の後などは、雨だれの撥ねで、花はどろどろになっています。
花弁が開平する筒口には白い付属物が飛び出すようについていて、それがとてもいいコントラストを生み出しています。
花は上向きに咲きますが、果実は下向きにつけます。
冬越し当初のロゼット状の根生葉は小さいですが、花の盛りを過ぎる頃から大型化してきます。
葉は両面に密に毛があり、そのため厚みがあるかのごとく感じます。茎や萼には白毛が密についています。
属名オンファロデスは「臍に似た」という意味で、種子のくぼみに由来する名です。
種小名ヤポニカは「日本の」という意味です。
ブログ初出:2011/5
春
花色:青
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