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Primula allionii 'Wharfedale Ling'

サクラソウ科サクラソウ属

プリムラ・アリオニー
「ワーフェデイル・リング」

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プリムラ・アリオニー「ワーフェデイル・リング」のワーフェデイルというのは英国ヨークシャー州の一地名で、英国ヨークシャーのスタブ(Alec Stubbs)さんの作出した一連のプベスケンス(Primula x pubescens、いわゆるガーデン・オーリキュラ)交配系プリムラに付けられています。
 
プリムラ・アリオニーはヨーロッパアルプスの標高900~2000mの日陰の岩場で見られる小さなプリムラですが、アルプス自生種の割には日本の夏越が容易なプリムラです。
 
ワーフェデイル・リングはそのアリオニーとプリムラ・プベスケンスとの交配によって作出されたピンクのピコティー(覆輪)咲き品種で、多分ピンクがアリオニー、白がプベスケンスの血が現れているのだと思います。
 
地面にべったり這って5cmほどの背丈で花をつけます。花後茎が伸び背丈が高くなりますがそれでも10cmほどです。夏に下の方の葉が枯れて、少々見苦しい姿になるので増し土をしてやります。
 
種小名アリオニーはイタリア人の外科医で、後に植物学に興味を持つようになり、トリノ大学の植物学の教授になったカルロ・アリオニ(Carlo Allioni (1728–1804)さんに因みます。
 

 

 


 
ブログ初出:2012/4

花色:白・ピンク

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