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Primula 'Rhenaniana'

サクラソウ科サクラソウ属

プリムラ「レナニアナ」

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プリムラ「レナニアナ」は著名なドイツの育種家アレンドス(George Arends:1862-1952)さんが1903年に作出したプリムラ・マルギナタ(Primula marginata)とプリムラ・オウリキュラ(Primula auricula)の交配種です。
一説には自然交配したものをアレンドスさんが見つけたと伝えられています。
自然交配だとすれば花の特徴から親がマルギナタとオウリキュラというのは推測ということになります。

花茎を10〜12cmに伸ばし、数輪の花をつけます。花は径2〜3cm、青紫色、藤色、ピンク、まれに白色で、中心部が白く抜けます。
葉は厚く、灰緑色の披針形で、大きな鋸歯があり、粉(ファリナ)を吹きます。
プリムラ「レナニアナ」はマルギナタの特徴が色濃く表れており、葉には白い粉を吹きます。
また花弁の中心部にも真っ白に粉を吹いて、花色をより鮮やかに見せています。
花色は青紫色で有名な「ヒアシンシア(Primula marginata 'Hyacinthia')」よりも濃い紫色をしています。最も濃い紫色といわれています。
高山植物の血を引いていますが、夏の暑さにも丈夫で、特別気を使わなくても夏越ししてくれます。
 
品種名「レナニアナ」はラテン語で「ライン川(Rhine)のほとりの」という意味です。


種小名マルギナータ(マルギナタ)はラテン語で「縁取りのある、辺縁の」という意味です。

 

またオーリキュラ(オウリクラ)は「耳殻、外耳」という意味です。


学名の表記は Primula marginata X auricula や Primula marginata hybrids、 Primula x rhenaniana などさまざまに記されます。
 

 


 
ブログ初出:2017/4

花色:紫  

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