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Primula veris 'Hose in Hose'
サクラソウ科サクラソウ属
プリムラ・ベリス
「ホウズ・イン・ホウズ」
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ホウズ・イン・ホウズとは花から花が咲いているようなプリムラをいいます。写真を見ると後ろの花弁に葉のような緑の部分がありますが、それが萼で、萼が花弁のように変化したものです。
ポリアンサタイプのホウズ・イン・ホウズは16世紀にはすでに書物に現れており、18世紀になって英国で盛んに作られるようになりました。
プリムラ「ジャック・イン・ザ・グリーン」やプリムラ「ゴールドレース」などと同様、いわゆるビクトリアン・プリムローズと呼ばれる古典的プリムラです。
しかしプリムラ・ベリス「ホウズ・イン・ホウズ」も園芸種ですが、ベリスはポリアンサタイプほどは園芸化が進んでいません。
プリムラ・ベリスのホウズ・イン・ホウズは、花弁が俯きに咲くので、二重になっているのが目立ち、ゴージャス感があります。
さらに花が開いてから少し立つと、横向きになってくるので、花の中が覗けます。
それで分かったのですが咽部に至る部分が盛り上がっているのに気がつきました。
ちょうど忘れな草のような付属物が見えます。なかなか可愛いしかけです。
しばらく経つと消えてしまいます
これは何なんでしょうね。
種小名ベリスは「春の」という意味で、今のような冬から咲いているf1の園芸種がでる前は、ヨーロッパの野山を春一番に彩るプリムラだったようです。
ホーズというのは水を通すホースや長靴下、タイツを言いますが、筒状のものが二重になっている様子を名付けたものです。
ブログ初出:2017/4
春
花色:紫
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