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Ranunculus calandrinioides
キンポウゲ科キンポウゲ属
ラナンクルス・カランドリニオイデス
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ハゴロモキンポウゲ(羽衣金鳳花)という和名を持つラナンクルス・カランドリニオイデスは、北アフリカのモロッコからチェニジアにかけて横たわるアトラス山脈に自生しています。
アトラス山脈はモロッコ側ではツブカル山(4,167m)を最高峰に3000m級の山が連なります。そのような地域に自生する高山植物です。
葉だけ見たらキンポウゲ科とは思えないような、球根植物を思わせる青緑色の肉厚の葉をしています。
高温の時期は休眠して地上部が無くなります。涼しくなってから新葉を出しますので、高山植物とはいえ夏越は容易です。
花の無い少ない極寒の時期に5cmほどのピンクがかった白い花をつける貴重な植物です。
透き通るような花弁が羽衣を想わせるのでこの名が付けられたようです。キンポウゲ科では珍しく萼があります。
種小名は「カランドリニアに似た」という意味でスベリヒユ科カランドリニア(Calandrinia)属の透けるように薄い花弁の雰囲気が似ているからでしょう。
なおカランドリニアは 18世紀のスイス人植物学者のカランドリーニ(Jean Louis Calandrini)さんに因んでつけられました。
英名は Calandrin Buttercup(カランドリン・キンポウゲ)や High Alpine Buttercup(高山キンポウゲ)です。
ブログ初出:2012/1
冬
花色:白
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