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Ranunculus gramineus

キンポウゲ科キンポウゲ属

ラナンクルス・グラミネウスデス

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ラナンキュラス・グラミネウスはスペインやポルトガルの南部、イタリアの地中海沿岸部の乾燥した山間部の草原に自生しています。
リンネ(Carl von Linné:1707-1778)によって1753年に命名されており、ヨーロッパでは古くから知られている多年草です。
 
花丈は高くなると45cmにもなるそうですが、普通は20〜30cmです。
青緑色の葉は根生葉で、全縁の長披針形から線形をしていて、5cmほどの長さです。葉脈が縦に走っているので、まるでイネ科植物と見間違えます。
花茎が立つまでは、間違ったタネを育てているのではないかと疑ったことがあります。
春の終わりから夏の初めにかけて根生葉の間から、丸い萼にくるまれた蕾を支える長い花茎を立てます。
丸い蕾は大きくなり、黄色い倒卵形から楕円形の、鮮やかな黄色の5枚の花弁を持つ2cmほどの花が開きます。 
雄しべ、雌しべは多数あります。
萼は硬く、ツルツルで、緑の入った黄色をしています。
夏季休眠性で、夏になると地上部は枯れると言われていますが、私の所の株は夏眠しませんでした。
2016年の春に播いた種子からですが、夏も冬も地上部が枯れることなく元気でした。
 
1993年に王室園芸協会からAward of Garden Meritを受賞しています。
和名はホソバキンポウゲですが、写真をご覧になれば分かるように、この名では葉の特徴が表されていません。
英名はGrassy-leaved(イネの葉の) Buttercup(キンポウゲ)です。
異学名はXerodera graminea(ゼロデラ・グラミネア)で、キンポウゲ科の中で、キンポウゲ属とはとらえられていなかった時期があったようです。
種小名はラテン語で「禾(のぎ)本状の、イネ科植物のように見える」という意味で、葉の特徴を指しています。
 

 

 


 
ブログ初出:2018/5

花色:黄 

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