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ヤマタツナミソウ(山立浪草)

スクテラリア・ペキネンシス・トランシトラ

Scutellaria pekinensis var. transitra

シソ科タツナミソウ属

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北海道から本州、四国、九州まで、また朝鮮にも分布しています。
山地の林のふちなどの明るい日陰に生えています。
 
柄のある葉は大きな鋸歯のある卵状三角形で、両面にあらい毛がはえています。
15~30cmの茎を立て、葉腋から花が出てきます。

花は一方向に向かって総状花序に青紫色の唇形花をつけます。
日本のタツナミソウ属は、花が茎に添って立ち上がるものが多いですが、ヤマタツナミソウは60度ほどの角度で前に向かって咲いています。ですから茎が斜めになっていると、ほとんど水平に咲いて、ネルナミソウかヨコナミソウです。

そう言えばナミキソウ(波来草:Scutellaria strigillosa)もこのタイプの花の付き方をします。
 
花の下唇弁には、この個体のように鹿の子模様がないものがあります。下唇弁中央部の切れ込みも小さいです。
 
変種名のトランシトラ(transitra)は「移り変わる、次第に変わる」という意味ですが、どの特徴を指しているか不明です。

種小名ペキネンシス(pekinensis)は「北京の」という意味で、原産地を指しています。基本種は日本のタツナミソウではなく、中国のタツナミソウです。
 
  

 

 

 


ブログ初出:2014/5

花色:紫

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