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テウクリウム・フルティカンス

Teucrium fruticans

シソ科ニガクサ属

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南ヨーロッパ、地中海沿岸原産で、50cmほどの常緑小低木です。立ち上がっていくのでツリージャーマンダー(Tree germander)と呼ばれています。

 

若い枝は白い綿毛で覆われ、若い葉もシルバーの毛で覆われているので灰緑色をしています。古くなると上面の毛は脱落し濃緑色になります。

 

ラベンダー色の花から1本の雌しべと4本の雄しべが跳び出しています。下唇弁が3裂していてクリオネの形に似ています。

 

テウクリウムの仲間は日本にはニガクサ(Teucrium japonicum)がありますが、これとはかなり雰囲気が違います。

属名テウクリウムはギリシャ語由来で、薬理学、薬草学の父といわれるディオスコリデス(Dioscorides)がギリシャ神話の英雄テウクロス(Teukros)を讃えて近縁の植物につけた名teucrionに由来します。

種小名フルティカンスはラテン語由来で「低木状の」という意味です。

 

 

 


 
ブログ初出:2009/6
春〜夏
花色:白

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