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ベロニカ・アウスツリアカ 

Veronica austriaca

オオバコ科クワガタソウ属

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オーストリア・クワガタソウ(Austrian speedwell)やハンガリー・クワガタソウ(Hungarian speedwell)の名が示すように、もともとはのヨーロッパ中東部に分布していましたが、今ではヨーロッパから東アジアにかけて温暖な気候の土地に分布していることが知られています。
平地の草原や潅木帯などで見られます。

うまく立ち上がらせると60cm以上になると言われていますが、普通は地面を這って、あるところから立ち上がるので高さは30~45cmです。
広い範囲に分布していますので、葉に変異が出やすく、形は広卵形から狭披針形をしており、葉縁は羽状に裂けたり、粗い鋸歯があったり、全縁であったりと変異が報告されています。

葉の特徴からベロニカ・アウスツリアカ・テウクリウム(Veronica austriaca supsp. teucrium)やベロニカ・テウクリウム(Veronica teucrium)といった異学名で呼ばれることがあります。

葉には葉柄がなく、茎を抱くように対生してついています。
5月〜6月に30cmほどの花茎を立て、小さな蕾のついた穂を総状花序をつけます。
小さな蕾の時からは想像できないくらい大きい、直径1センチほどの美しい青色の花を開きます。

種小名アウスツリアカは「オーストリアの」という意味です。

また異学名の種小名テウクリウムは「テウクリウム(ニガクサ属)に似た」と言う意味で、葉が似ているのでつけられたようです。
なおテウクリウムはトロイアの初代国王テウクロス(Teukros)に因んでつけられています。
 

 

 


 
ブログ初出:2016/5

花色:青 

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