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ベロニカ・サツレヨイデス

Veronica saturejoides

オオバコ科クワガタソウ属

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ベロニカ・サツレヨイデスは北西ヨーロッパ、アルバニア、ブルガリア、ユーゴスラビアなどの、海抜2100-2900mの山の岩地や礫地に生えています。

ベロニカは概して小さいですが、期待に違わず背丈は10cm 未満。
生え際付近は1cm未満の肉厚の丸い小葉が密に重なるようについています。花茎が立ち出すと葉の様子もへら形に変わり、長さも1.5cmほどになってきます。
 
はじめは頭頂に半円形に集合して花が咲きますが、しばらく経つとこのように花柄がのびて花をつけます。

花は明るいコバルトブルーで、本当にきれいな色です。
花の中心部が白色で、その周囲に赤い模様が不規則に入ります。
日向に置いていたところ、少々しおれました。岩地に咲くとはいえ、水を好むようです。
 
一番下の写真のように異様に大きい果実をつけます。
 
イタリアの植物学者で博物学者のロベルト・デ・ビジアーニ(Roberto de Visiani :1800-1878) さんが命名したのですが、種小名のサツル(satur)は「稔った、丸々と太った」という意味です。後半のヨイデスは推測ですが、ラテン語ではjはiに置き換えられますのでioidesと置き替えができます。したがってjoidesは「〜に似た」ということを示す接尾辞になります。大きな果実が実ることを指して「果実の大きな」といった意味でしょうか?
 

 


 
ブログ初出:2008/5

花色:青

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