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オオイヌノフグリ(大狗の陰嚢)

  ベロニカ・ペルシカ

Veronica persica

オオバコ科クワガタソウ属

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オオイヌノフグリはユーラシアが原産の二年草の帰化植物です。

30cmほどの結構背の高いオオイヌノフグリが目についたので、タチイヌノフグリ(Veronica arvensis)かもしれないと近寄って観察したのですが、オオイヌノフグリでした。ユーラシア、アフリカ原産です。

タチイヌノフグリは明治に渡来したといわれており、今では各地に広がっています。茎は横に広がるのでそんなに高くなりませんが、タチイヌノフグリは根際から直立するので高さ30cmにもなります。

しかしこのように茎の上部で、葉はしだいに小さくなって苞となって、そこから花が咲いていないので、間違いなくオオイヌノフグリです。

 

葉は1〜2cmの卵円形で、鋸歯があり、荒く毛がはえています。

 

春先日当たりのいい場所で、真っ先に小さなコバルトブルーの花を咲かせます。一日花で、朝開いて夕方には閉じて落下してしまいます。

 

春先の背の低いときは匍匐性の植物のようですが、しかし茎が立ち上がる性質が強く、このように背丈は30cmを越えることもあります。
深い草むらではない所に生えていましたが、どうしてこのように背丈が高くなったのか、不思議です。

 

英名は Persian Speedwell, Bird's Eye Speedwell。
種小名のペルシカは「ペルシャの」という意味で、西アジアが原産地であることを指しているものと推定されます。

ブログ初出:2014年4月

花期:春

​花色:青

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