一般にナンザンスミレの濃赤紫園芸品種として流通していますが、​出所不明のスミレの園芸種です。

複葉性なので「紅花南山スミレと叡山スミレの園芸交配種」という説明や「ヒラツカスミレとナンザンスミレの交配種」といった説明を片一方だけ読むと納得してしまいますが、いろいろ異なる説明に出くわすのでどうも当てにならないようです。

​かなり以前から一枚目の写真の「ベニバナナンザンスミレ」という名で流通していて、それに「紅鶴」という名を付けまことしやかに新種として再流通したのではないかと推測します。2・3枚目が「紅鶴」という名で購入した株です。

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ナンザンスミレという名を使わなければ、非難めいたことを言われなくて済むのにと思ってしまいます。

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唇弁が白い以外鮮やかな大輪の赤花で5裂する切れ込み葉が特徴です。

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ブログ初出：2007年4月

花期：春

​花色：ピンク