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ゼフィランテス・キトリナ

Zephyranthes citrina

ヒガンバナ科ゼフィランテス属

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ゼフィランテス・キトリナは中米ガイアナやカリブ海トリニダード島に分布する球根植物で、春から秋にかけて長期にわたって花をつけます。

 

暖かければ年中4mmほどの幅の濃い緑色の葉を根生します。

直立した花茎の先に1輪レモンイエローの花をつけます。花は3〜5cmの漏斗形で、緑色の筒型をしています。レインリリーの名の通り7月に水浸しになった平原に花を開きます。


昨年まではこの株は花披片に赤い色(条斑)が入ったりしていたのですが、初秋の時期は濃いレモン色一色です。


ほとんどが咲いたばかりで、柱頭は3つに分かれていますが、葯が広がっていません。花披が開ききっていないものも多く、まるで黄色い原種チューリップのようでした。

 

3年前に始めて見つけた時は2輪だけでしたが、沢山に増えたもんです。完全に野生化しています。キトリナは容易に結実し、容易に発芽するからでしょうね。

属名はギリシャ語の Zephyros(西風の意味)と anthos(花の意味)が語源となっています。太平洋からの西風に乗って降る雨によって花が咲くからだろうと思います。

種小名はラテン語で「レモン色の、柑橘系果物の」という意味です。

ブログ初出:2008年6月

花期:夏〜秋

​花色:黄

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