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エクボリウム・ビリデ

Ecbolium viride

キツネノマゴ科エクボリウム属

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クロサンドラという名で出回っている花です。
クロサンドラ(Crossandra infundibuliformis)というとオレンジ色の花を重ねるように咲かせますが、これは何と表現していいのか分からない花色をしています。咲き方も違います。
花色をあえて言うならターコイズブルー、あるいは翡翠色と言えばいいのでしょうか。

 

クロサンドラ「リフレブルー(Refreblue)」という名で品種登録されているようです。がしかし、園芸業者がクロサンドラの園芸新種と偽り「リフレブルー」という名をつけて品種登録をしたのではないかとという疑惑が浮かんできました。
あるいは品種登録自体が嘘かもしれません。農水省の品種登録リストを調べたのですが、クロサンドラにはそんな名称の品種はありませんでした。

 

というのはネットで調べていくとクロサンドラではないことが分かったのです。
本当の名前は、エクボリウム・ビリデと言います。

エクボリウム属は22種が知られていて、その内12種がアフリカ東部、南部、7種がマダガスカル島などに分布しています。葉や根に薬効があり、煎じて痛風や排尿障害、リュウマチに用いられているようです。

エクボリウム・ビリデはアフリカ東部以外にアラビヤやインドに自生しています。

異学名はジャスティシア・ビリデ(Justicia viride)で、キツネノマゴやベロペロネ(コエビソウ)と同じ属に分類されていたこともあるようです。
エクボリウム・ビリデの英名のひとつにグリーン・シュリンプ(Green Shrimp)がありますが、日本語に直すとミドリコエビソウという感じでしょうか。

 

花は後ろに反り返る細い上弁と3枚に分かれた下弁からできています。
上弁に1本の雌しべと、多分2個の雄しべがついています。
キツネノマゴ科の仲間の花の特徴が出ていますね。
非耐寒性の常緑亜低木のようで、一日花です。

属名エクボリウムは古代ギリシアのecboleに由来し「放り出す、話の脱線した」という意味です。花の様子を指しているのではないかと思います。

​種小名ビリデは「緑の」という意味です。

 

 

 


ブログ初出 2007/8

花色:青

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