top of page
alpicolaLogo1-2.jpg

Anemone pavonina

キンポウゲ科イチリンソウ属

アネモネ・パボニナ

arrow.png

​戻る

画像をクリックすると大きくなります

Apavonina10.jpg
Apavonina5.jpg
Apavonina23.jpg

アネモネ・パボニナはフランスからトルコにかけての地中海沿岸に分布する塊茎を持つアネモネです。
花の大きさはアネモネの園芸種と比べると小さいですが、それでも6cm近くあり、原種系としては破格の大きさです。
葉は園芸種のような深く切れ込んだ羽状をしていますが、その堅さが違います。特に芽出し時の葉は堅く、濃緑色のツヤのない小さなヤツデにような葉を開きます。
その後蕾のついた花茎が出てきます。
萼片は8〜12枚で、紫、赤、ピンク、白色などですが、鮮やかな色彩で「孔雀のような」という種小名が合っているかもしれません。
白花は紫青色の葯の花とのコントラストが最高です。

アネモネ・ホルテンシスに似ていますが、花が大きく、萼の幅が広いところで区別できます。
 
原種シクラメンで有名なナーセリーが「パブニナ」という間違えた読みで売り出しており、「パブニナ」が一般的になってしまったのは困ったものです。このナーセリー、原種シクラメンの名の読み方もよく間違っています。
 
春の終わりには消えてしまうスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)で、夏には地上部がなくなってしまいます。
塊茎を掘り上げて乾燥させますと、秋に植え付ける時に腐らせてしまい失敗することがあります。ですから鉢で夏を越しをさせた方がいいようです。
ヨーロッパでは、パボニナを初めとするアネモネは冬枯の原野で、突然花が咲き出しますので、再生の象徴としてとらえられています。
それが時期的にイースター(復活祭)と重なるので、野ウサギ(イースターバニー)やヒヨコ(イースターエッグ)と並んで、イースターを連想させるものとなっています。
 

 

 


 
 ブログ初出:2006/3
 花色:赤・紫・ピンク・白

arrow.png

​戻る

Apavonina13.jpg
Apavonina20.jpg
arrow.png

​戻る

Apavonina24.jpg
Apavonina2.jpg
Apavonina19.jpg
arrow.png

​戻る

bottom of page