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アクイレギア・ビュルゲリアナ

Aquilegia buergeriana

キンポウゲ科オダマキ属

ヤマオダマキ(山苧環)

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ヤマオダマキ(山苧環)は北海道を除く山地の林縁や草原、山地の道ばたに自生しています。
 
自生地では草丈は20〜30cmで、花茎が立つと30から70cmになります。
長さ15〜25cmの葉柄を持つ根出葉は2回3出複葉で、1つ目の小葉柄は長いのですが長く、2つ目の葉柄は1.5cm以下と短い傾向があります。
葉の表面は緑色ですが裏面は白っぽく、基部近くには軟毛が散生します。
梅雨の頃に茎の上部に直径3.5cmほどの花を俯きにつけます。萼片は紫褐色や赤褐色をしており、花弁は淡黄色をしています。距は先の方が球状をし、内に巻き込む傾向があります。

ヤマオダマキによく似たオダマキに
オオヤマオダマキがありますが、我が国ではオオヤマオダマキはヤマオダマキの亜種とされています、世界的には現代では別種とされます。
このふたつは距の様子が異なり、ヤマオダマキの距は細く、すらりと長く伸び、オオヤマオダマキの距は太く、内側に巻き込んでいることで区別できます。
 

ヤマオダマキは1845年シーボルト(Philipp Franz (Balthasar) von Siebold:1796-1866)さんとシーボルトさんの標本を体系的に分類したドイツの医師、植物学者ヨーゼフ・ツッカリーニ(Joseph Gerhard Zuccarini:1797-1848)さんによって公表されています。 


種小名ビュルゲリアナはシーボルトの助手ハインリヒ・ビュルゲル(Heinrich Bürger, 1806-1858)さんに因みます。ビュルゲルさんはドイツ生まれの生物学者、薬剤師で、オランダ政府に雇われて1825年に長崎の出島に滞在していたシーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの助手となって日本の動植物を調査しました。シーボルトの日本の動植物に関する著作の資料を提供した重要な人物です。

 


 
 
ブログ初出:2006/6
花色:紫

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