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アクイレギア・ピレナイカは種小名からわかるように、ヨーロッパのピレネー山脈の海抜1400〜2500mの高所、スペイン北東部やフランス西部の岩場やがれ地に自生しているオダマキです。 ピレネー山脈はフランス側のゆったりした山並とスペイン側の氷河で削られた険しい傾斜地からなり、場所場所で適応しながら発達しなければ生き延びることができなかったのか、スペイン側に分布しているアクイレギア・ピレナイカには基本種と異なる特徴を示します。 アクイレギア・ピレナイカの亜種には、 アクイレギア・カゾルレンシス(Aquilegia pyrenaica ssp. cazorlensis) アクイレギア・ディスコロル(Aquilegia pyrenica ssp. discolor) アクイレギア・グアレンシス(Aquilegia Aquilegia pyrenaica ssp. guarensis) が知られています。 草丈は10〜25cmで、この花も葉だけの時は5cmほどでしたが、その後成長しても葉の高さは10cmにならないぐらい、花茎が15cmほどの高さです。 小さい葉が密につき、葉だけ見ていると小さな花が咲くのだと思ってしまいます。 しかし花茎が立ちだすと、横向きのまま蕾は日ごとに膨らんでいき、径3〜4cmの大きな花を横向きに開きます。 花の色は美しいブルーから薄紫色で、距は細く、緩くカーブしますが、内側に強く巻き込むことはありません。 距の雰囲気が気に入っています。 このオダマキほど美しい距を持つものはないと思っています。 1枚目の写真は全ての距が伸びきっていません。 この写真の1〜2日ぐらい経つと、その微妙さが出てくるのですが、残念ながら写真を撮る時間がとれませんでした。 また雄しべは花弁から飛び出すことはありません。 ブログ初出:2016/5 春 花色:紫
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