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カプノイデス・センペルビレンス・アルバ

Capnoides sempervirens f. album

ケシ科カプノイデス属

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最近ではキケマン属は再分類されるようになり、このカプノイデス・センペルビレンスもキケマン属よりコマクサ属に近い種類と考えられています。

この植物はリンネが命名しているようにヨーロッパではよく知られた植物のようです。

北半球の森林地帯に自生しており、今日では北米東部にも広がり、米国に帰化するほどですので繁殖力はあるようです。
 
1.5cmほどの筒状の花で、筒の後部は丸みのある距になっていま。
コリダリスは萼のないものが多いのですが、センペルビレンスは花の付け根に白い2枚の萼が見えます。その代わり苞葉はありません。
 
本来の花色はピンクで、花弁の先が黄色くなっています。
アルバはそのピンクの色が抜けて、黄色い花弁の先以外は白ですが、時にピンクの筋やピンクがかっていることがあります。

羽状複葉の葉はオダマキ(Aquilegia flabellata)のような白色がかった青緑色をしています。

タネには蟻の大好きなエライオソーム(種枕)がついています。地面に落ちたタネは蟻が巣に運ぶので、色々なところで花を咲かせます。
 

日本では一般的にはコリダリス・センペルビレンス(Corydalis sempervirens)で知られています。


英名はPale Corydalisや Rock Harlequinです。

 

種小名は「常緑の」という意味です。二年草で、冬も葉を茂らせているからです。


属名カプノイデスは古代ギリシャ語の「capnosのような」という意味です。
そしてcapnosとは、ケシ科のフマリア属やコリダリス属の植物を指す古代ギリシャ語で、「kapnos(煙、蒸気、霧)」に由来しています。そのためか和名は「オボロエンゴサク」です。

 

 

 

一般名:コリダリス・センペルビレンス・アルバ
 ブログ初出:2014/7
春〜夏
花色:白・黄

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