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ハナシキブ(花式部)

カリオプテリス・クランドネンシス

Caryopteris × clandonensis 

シソ科ダンギク(カリガネソウ)属

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ダンギク属は1999年以前はクマツヅラ科に属していましたが、今はシソ科に属します。属名がカリオプテリスのままですので日本語ではカリガネ属とする考え方もありますが、ここではダンギク属としておきます。

ダンギク属は日本を含む東アジアからヒマラヤ山脈にかけての高地を中心に15種が知られています。一見草本のようですが、多くはよくしなる茎を持つ落葉性の低木、あるいは亜低木です。

 

ハナシキブ(花式部)は落葉低木で、1930年代に王立園芸協会の職員のアーサー・シモンズ(Arthur Simmonds;1892-1968)さんの庭で発見された種間交雑種で、ダンギク(Caryopteris incana)とカリオプテリス・モンゴリカ(Caryopteris mongolica)とのす。雑種だそうです。園芸的に改良が進み、濃いブルーからラベンダー色までの花色があるようです。

5裂した花弁の内、最も大きな花弁の先が細く分かれるので青いあご髭(ブルービアード:Bluebeard)と呼ばれています。

園芸種には花の青が美しい「キューブルー('Kew Blue')」や黄金葉の「ウスターゴールド」('Worcester Gold')などがあります。

属名のカリオプテリスは karyon(クルミ)と pteryx(翼)の造語で、大きさは違えどクルミのような果実にちょっとした翼があることに由来します。

種小名クランドネンシスは英国「クランドン産の」という意味で、発見された地名だと思います。

 

 


 
ブログ初出:2007/9

花色:青

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