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ヤマエンゴサク(山延胡索)

  コリダリス・リネアリロバ 

Corydalis lineariloba

ケシ科キケマン属

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ヤマエンゴサクは北海道以南の山の湿った林内や林縁に自生しています。
地下に球形の塊茎を持つ背丈は10cmほどの球根性のキケマンの仲間で、林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてしまい、早春まで休眠します。
花の開くプロセスに特徴があり、洋種のコリダリスのように葉の蕾が地表に出て、それが割れて葉が開いていくというのではありません。
まず下から2番目の写真のように、土の中から葉らしいものが現れ、次に茎が現れ、葉の先の方に蕾の塊らしきものが育ち、茎のてっぺんの蕾が花らしくなっていきます。
最終的には1番下の写真のように地面に寝て咲きます。
1番目の花は茎のてっぺんの蕾が開くのですが、2番目以降は花茎の下から咲いていきます。
 
春一番の花は、ジロボウエンゴサク(Corydalis decumbens)のような白っぽい赤紫色をしています。ジロボウエンゴサクとは葉柄の付け根の苞の形で区別できます。

種小名の「リネアリロバ」の意味は「直線状の裂片の」という意味で、苞葉が切れ込んでいることに由来します。
赤紫色の花色は、後の方で開きだすにつれ、美しい青紫色に変わっていきます。
軟らかいひょろひょろした葉は楕円形の小葉3枚からなり、一つの株の中に色々な大きさ、形の葉があります。
 

 

 


 
ブログ初出:2014/4

花色:白

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